1月17日の夜、藤崎区の観音堂で古くから伝わるはだか胴上げ祭りが行われました。
「めっけた」と、ふんどし姿の若い男性が厄年に当たる人をつかまえて、堂内を差し上げて歩き、天井に向けて放り上げる様子は圧巻です。
藤崎観音堂は江戸時代、天和3年の検地帳に載せられていることなどから「はだか胴上げ」の行事もかなり古くから行われていたと考えられています。
厄年というのは、特に男性の42歳、女性の33歳は一生の大厄とされてきました。厄落としに訪れた人を捕まえ一団となって両腕を伸ばして差し上げます。
厄年の人は上向きに大の字になって支えられます。ふんどし姿の若い男性は「さっしゃげー」の掛け声と
ともに堂内をもみ合い、あちこちと動き回ります。頃合いを見て、「よいやさー」の掛け声で厄年の人を天井に向けて2、3回放り上げを繰り返します。
(めっけた) (さっしゃげー!)
(よいやさー!)
厄落としの終わった人は、仏前の酒を頂いて終わりです。ふんどし姿の若い男性もお酒を飲み休憩し、また次の厄年の人を探し、胴上げを繰り返します。
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